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台所とキッチン

今でこそ、キッチンにいれば野菜を洗ったり火を通したり、配膳をしそこで食事の支度が全てできるようになっている台所ですが、当たり前のキッチンという空間が日本に登場したのは戦後のことだそうです。

普通に呼んでいる「台所」の言葉に疑問を持ったことはないでしょうか?

この言葉は「盤」と呼ばれる脚付きの台からきているそうで、それに皿などを置いて食事をしたのですが、盤と呼ばれる台が置かれていたことが語源となっているそうです。

台盤所から台所へと言葉は変化していきます。

キッチンという言葉が使われるようになったのはシステムキッチンなどが外国から入ってきたことによるそうですが、一般家庭にステンレス流し台が入ってきたのは公団住宅から始まったそうです。

昔の台所はどうだったかというと、野菜や鍋、食器を洗う水場は外にあり、住宅の土間に竈(かまど)が作られ、そこで食事の支度をしたとありました。

食事の支度をする女性にとって、井戸端で食材の準備をし、家の中に取り込んで食材をカットし、屈んで竈に火をくべて調理をするというもので、大変不合理だったそうです。

生活や衣服が欧米化することにより、そのような不合理さを改善していこうという動きがあったそうですが、現在のキッチンという空間が各家庭に取り入れられるようになったのは戦後のことです。

終戦直後には改善をされてきたものも1からやり直しということもあったようで、急場しのぎで外に炊事場をこさえて使っていたご家庭も少なくないそうです。

屈みこんでご飯を炊いていた竈や、住居内にある囲炉裏や七輪で汁物をというのは日本の昔話にも登場しますし、歴史背景的に古いドラマでも見ることができます。あれが日本の調理様式だったのです。

キッチンのリフォームでは、家事動線を優先させて作り替えられますが、昔の炊事場を想像してみてください。

外で洗い物をして、屈んでご飯を炊く、汁物は居間に持って行って火をくべる。

中には合理的に行なっていた方もいるはずですが、1日三食をそのようにして家事をしたとあっては、共働きのご家庭だととてもではありませんが、無理です。

とはいえ、昔の女性たちも働き者で、家事をしながら畑作業に出ていた方も多かったと思います。

ただ、現代との違いはなにかというと、家事とお勤め(外に働きにでる)だと着ている服も違いますし、現代の女性は化粧をし、通勤先まで通って仕事をします。

途中で雨が降ろうと、一旦出社してしまうと、定時まで働かなければなりませんが、自宅近くの畑仕事なら、天気や家族の動きに合わせて動くことができます。子供たちも家業を手伝うのが当たり前でしたので協力体制は取れていたと思うのです。

昔の台所と、現在のキッチン。

変わらないところがひとつだけあります。

何かというと、台所と呼ばれたところには野菜などの食材がまとめて置かれていたそうで、現在ならダンボールに野菜を入れて保管するといったものになります。


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